ビアンパワー（1991年生、母チヨダサンサン）

Bien Power

1991.04.22

ビアンパワー（1991年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時17歳）と交配したチヨダサンサンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

山田要一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

5月1日、デビュー戦は徳吉孝士騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉孝士騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた5戦目は、蛯名利弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアルスノヴァに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

8月14日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名利弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた7戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるストロングチャンプを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月3日、連闘で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラッキーナナに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月1日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の鹿島灘特別（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4歳（1995年）

4月29日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。