テンザンアモーレ（2002年生、母テンザンストーム）

テンザンアモーレ（2002年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛人、恋人（伊）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時8歳）と交配したテンザンストームが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地21戦2勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月31日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は428kg。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

3歳（2005年）

1月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のスターペスミツコに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

3月12日、中3週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

4歳（2006年）

6月11日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、6着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（3戦1勝）。17頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

12月2日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5歳（2007年）

2月11日、中9週で迎えた8戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4月7日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

6月16日、中9週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアースコマンダーに1馬身1/4の差をつけて久々に白星を挙げた。

8月12日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

9月30日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で千田輝彦騎手（5戦1勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

12月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

6歳（2008年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた16戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

7月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（7戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（8戦1勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のUHB賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（9戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた21戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。