トライプレジャー（1998年生、母レッドビクトリー）

トライプレジャー（1998年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時13歳）と交配したレッドビクトリーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝2着1回、地方10戦7勝。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上C3。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

7月28日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したテイエムキララにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月22日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

4歳（2002年）

7月4日、約9か月半の休養明けで迎えた4戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリッチナイスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月5日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上C（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーワパディーに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

5歳（2003年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、4歳以上C9（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコンシンアローに約12馬身の大差をつけて勝利を手中に収めた。

4月10日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C8（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフジタカワンボーイをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

5月29日、中6週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上C7-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリキアイミサイルに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月25日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上C5-2（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダーリンキスミーに3馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月30日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（5戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキーストライカーを3/4馬身振り切って圧巻の7連勝を決めた。

9月2日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上C1-2（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

10月30日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上C1-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（7戦6勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた13戦目は、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（8戦6勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。