フェリーチェ（2015年生、母タイキキララ）

フェリーチェ（2015年2月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「幸せな（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のモンテロッソ（当時8歳）と交配したタイキキララが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ビクトリーホースランチ。戦績は、中央平地11戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額900万円（2.25万×400口）で一口馬主が募集された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月1日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したヴーディーズピアスを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月28日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

12月10日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のロードネプチューンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2018年）

1月20日、中5週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったタマモアモーレに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中6週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月20日、中9週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月9日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線に入ると、前で粘るスビールアスールを途轍もない末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

12月9日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

4歳（2019年）

3月24日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。