カフェアラジン（2006年生、母No Little Angel）

カフェアラジン（2006年3月9日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アラジンと魔法のランプより」。毛色は鹿毛。種牡馬のProud Citizen（当時7歳）と交配したNo Little Angelが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地19戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月11日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったドリームゲイルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

12月7日、中5週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

3歳（2009年）

1月17日、中5週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

3月1日、中1週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月12日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヴィトンクイーンをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

4月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

6月21日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月8日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の赤湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4歳（2010年）

1月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

3月21日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

5月16日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月23日、連闘で迎えた15戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

10月31日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のキサキタに1馬身半の差をつけて休養明けの一戦を制した。

11月13日、中1週で迎えた17戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

5歳（2011年）

1月8日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

6歳（2012年）

1月21日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。