タケノコマヨシ（1983年生、母ミヨウガミネ）

タケノコマヨシ（1983年5月18日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアローエクスプレス（当時16歳）と交配したミヨウガミネが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地23戦4勝2着2回。1986年の京都新聞杯(G2)に勝利した他、1987年のサンケイ大阪杯(G2)で3着に入るなど、重賞2勝を挙げた。

経歴

1歳（1985年）

11月30日、10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月7日、8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月14日、9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

3歳（1986年）

1月7日、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は上野清章騎手。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイチヨシマサルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

1月15日、4歳400万下の呉竹賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカポネダイオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけてトップでゴールインした。

2月9日、3歳G3のきさらぎ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したフミノアプローズを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

3月2日、3歳G3の毎日杯（阪神芝2000m 雪/良）に出走。鞍上は4戦連続で上野清章騎手。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったフレッシュボイスにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

3月30日、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で上野清章騎手。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

4月13日、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上野清章騎手。21頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを19番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

5月25日、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で上野清章騎手。23頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを19番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず18着に終わった。

9月28日、3歳G3の神戸新聞杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で上野清章騎手。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカツタイフウオーに1馬身1/4の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

10月19日、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で上野清章騎手。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のサニーライトに1馬身半の差をつけてトップでゴールに入った。

11月9日、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で上野清章騎手。21頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4歳（1987年）

4月5日、G2のサンケイ大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で上野清章騎手。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月17日、ハンデG3の京阪杯（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は村本善之騎手。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月14日、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

7月12日、G2の高松宮杯（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

9月20日、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月11日、G2の京都大賞典（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5歳（1988年）

4月3日、G2のサンケイ大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

5月1日、ハンデ戦でオープンのメイステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5月15日、ハンデG3の京阪杯（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は増井裕騎手。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

6月12日、札幌日経賞（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。