アイファーラスカル（2006年生、母トミダイアナ）

アイファーラスカル（2006年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋物語の登場キャラクターより」。毛色は鹿毛。種牡馬のレオリュウホウ（当時11歳）と交配したトミダイアナが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は富岡廣光。戦績は、中央平地8戦0勝、地方11戦4勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月21日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

3歳（2009年）

1月11日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

3月28日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

5月15日、中6週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

5月26日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイファーリリアンに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月4日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

6月12日、連闘で迎えた9戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた11戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のジツリキイチバンに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

9月19日、中5週で迎えた14戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

9月26日、連闘で迎えた15戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

4歳（2010年）

5月16日、約7か月半の休み明けで迎えた16戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

6月7日、中2週で迎えた17戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルタカクリスタルに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月25日、中2週で迎えた18戦目は、あじさい特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天与の負けん性を発揮して諦めることなく走り切ったが、3着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた19戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のムサシトップガンに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。