サチモウンリュウ（1984年生、母サチモカザン）

Sachimo Unryu

1984.05.20

サチモウンリュウ（1984年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマンオブビイジヨン（当時8歳）と交配したサチモカザンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は平成スタリオン。戦績は、中央平地14戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1987年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

柳田次男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

12月6日、デビュー戦は西園正都騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1400m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

3歳（1987年）

1月6日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のマチカネスギノコをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

2月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳400万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西園正都騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

5月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、安藤賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、カイシュウフラワーにアタマ差交わされて2着となった。

5月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下のこでまり賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西園正都騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったマルブツエンプレスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したアグネスディクターにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月21日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下のえのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたマンノボーイ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で西園正都騎手（7戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウショウイブキを3/4馬身差し切って優勝

4歳（1988年）

3月6日、約7か月半の休養明けで迎えた10戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

5歳（1989年）

3月25日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったメルセデスローマンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田原成貴騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。