トウショウイブキ（1983年生、母スイートフェアー）

トウショウイブキ（1983年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時10歳）と交配したスイートフェアーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金石牧場。戦績は、中央平地19戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は1988年の木曽駒特別(900万下)。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

4月29日、デビュー戦は4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は476kg。鞍上は田島裕和騎手。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

5月18日、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

6月7日、4歳未勝利（阪神芝1400m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田島裕和騎手。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、スナークアポロンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月22日、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のビギナーズラックに1馬身1/4の差をつけてトップでゴールを駆け抜けた。

10月25日、4歳以上400万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のニホンピロスイセイに1馬身1/4の差をつけて勝利を収めた。

11月16日、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月14日、4歳以上900万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島裕和騎手。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したサワーバンブーにアタマ差届かず2着に惜敗した。

4歳（1987年）

1月5日、5歳以上900万下（京都ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で田島裕和騎手。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

2月14日、ハンデ戦で5歳以上900万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田島裕和騎手。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月13日、5歳以上900万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田島裕和騎手。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したキョウワタケシバにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月19日、4歳以上400万下（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で田島裕和騎手。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、サチモウンリュウに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月9日、4歳以上400万下の洞海特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で田島裕和騎手。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったスイートラブにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

8月22日、4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で田島裕和騎手。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したサンライズサンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

9月5日、4歳以上400万下の九重特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田島裕和騎手。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（1988年）

4月3日、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で田島裕和騎手。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

4月29日、5歳以上400万下（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で田島裕和騎手。20頭立ての1番人気に推されて19番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、6着に終わった。

5月29日、5歳以上400万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で田島裕和騎手。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のアサクサマガジンをハナ差振り切って勝利した。

6月19日、5歳以上900万下の木曽駒特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で田島裕和騎手。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のジョージムテキを半馬身振り切って勝利を収めた。

8月13日、4歳以上900万下のはづき賞（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で田島裕和騎手。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。