ベアインマインド（2013年生、母ウルトラブレンド）

ベアインマインド（2013年2月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「肝に銘じる」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時11歳）と交配したウルトラブレンドが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地21戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2018年の富里特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、宇田豊によって7,344万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月1日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2016年）

1月11日、中9週で迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月10日、中8週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したラペルトワを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のミネットに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアオイプリンセスをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

9月10日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月13日、中8週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のtvk賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したスマートルビーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2017年）

1月14日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月14日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下のテレ玉杯（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のヴァフラームをハナ差振り切って休み明けの一戦を物にした。

6月10日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

10月9日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の山中湖特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

11月11日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦1勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

5歳（2018年）

2月12日、中7週で迎えた16戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でF.ミナリク騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のラッシュアタックをハナ差振り切って4勝目をつかんだ。

4月21日、中7週で迎えた18戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

7月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の阿武隈ステークス（福島芝1800m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグローリーヴェイズにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

9月2日、中4週で迎えた21戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

11月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の常総ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

6歳（2019年）

2月10日、中8週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はF.ミナリク騎手（2戦1勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下のスピカステークス（中山芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて8着に終わった。

6月15日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

7月27日、中5週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

9月14日、中6週で迎えた28戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのレインボーステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月16日、中8週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのユートピアステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

2019年11月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。