ラッシュアタック（2012年生、母メジロヒラリー）

ラッシュアタック（2012年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「一気に頂上を目指す登山法。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時15歳）と交配したメジロヒラリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者は（株）レイクヴィラファーム。2019年の佐賀王冠賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

キャロットクラブにて総額1,000万円（2.5万×400口）で一口馬主が募集された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月26日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた2戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2015年）

2月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクインズミラーグロにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月28日、中2週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は三浦皇成騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

8月8日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のウインティアラをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月15日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月12日、中3週で迎えた9戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

4歳（2016年）

3月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

5歳（2017年）

2月18日、約11か月半の休み明けで迎えた11戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

4月9日、中6週で迎えた12戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクリノサンスーシにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4月29日、中2週で迎えた13戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

7月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月10日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るラベンダーメモリーをハナ差だけ差し切って久方ぶりに白星を挙げた。

9月30日、中2週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の習志野特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

12月9日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の霞ヶ浦特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

12月28日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下のベストウィッシュカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着に入った。

6歳（2018年）

2月24日、中7週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたベアインマインド決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

3月25日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の両国特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

6月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北斗特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（6戦1勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

9月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝2500m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

7歳（2019年）

1月13日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3月2日、中6週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（6戦1勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた27戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、六角川特別（佐賀ダート2000m 曇/重）に出走。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオイカケマショウに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

4月28日、中1週で迎えた28戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、菊池川特別（佐賀ダート1800m 小雨/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったキングプライドに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月12日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞の佐賀スプリングカップ（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた30戦目は、北山湖特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた31戦目は、錦江湾特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた32戦目は、水無月賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は川島拓騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた33戦目は、地方重賞の佐賀王冠賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた34戦目は、大村湾賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた35戦目は、宮之浦岳特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた36戦目は、日向灘特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島拓騎手（5戦1勝）。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。