ウインティアラ（2012年生、母コスモプラチナ）

ウインティアラ（2012年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女性用冠の一種。母名より連想。栄冠を勝ち取るように」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時6歳）と交配したコスモプラチナが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地30戦1勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額2,000万円（5万×400口）で一口馬主が募集された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月16日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3歳（2015年）

1月11日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた4戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/重）に出走。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月25日、中8週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月10日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月13日、中4週で迎えた8戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

7月12日、中3週で迎えた9戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた10戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したラッシュアタックにアタマ差届かず2着に惜敗した。

8月16日、連闘で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダブルフラワーに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 雨/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で井上敏樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月12日、中4週で迎えた13戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2016年）

1月11日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は井上敏樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

2月20日、中5週で迎えた15戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/重）に出走。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

2月27日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

4月10日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の石打特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月10日、中7週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

5歳（2017年）

2月19日、約6か月半の休み明けで迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

2月25日、連闘で迎えた24戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた26戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた27戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のラペルトワに4馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6月18日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北斗特別（函館芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は井上敏樹騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月6日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（5戦1勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

11月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島芝2600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた31戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。