タガノフリューゲル（2020年生、母ボルボレッタ）

タガノフリューゲル（2020年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+翼(独)」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時14歳）と交配したボルボレッタが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。主な勝ち鞍は2024年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月20日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では超凡な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビューティーワンに交わされて3馬身半差の2着となった。

12月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3歳（2023年）

2月12日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月18日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したダイメイセブンにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたディアマイサン決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

8月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた12戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（5戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたアスターブジエ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスの生田特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松若風馬騎手（6戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラスの栄特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松若風馬騎手（7戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた15戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4歳（2024年）

1月21日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（8戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた17戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

5月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1870m 小雨/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のチェリーロマンスに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月29日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（園田ダート1870m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

7月25日、中7週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったキイチオータムに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月2日、中9週で迎えた21戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた22戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、オパール賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。