マルハチディーヴァ（2004年生、母フェローズドーター）

マルハチディーヴァ（2004年5月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のディアブロ（当時17歳）と交配したフェローズドーターが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）北光牧場。戦績は、地方22戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の風波スプリント(一般B3 C1)。

経歴

デビュー前

佐々木清明厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2006年）

12月8日、デビュー戦は野沢憲彦騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は457kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

3歳（2007年）

1月11日、中4週で馬体重を前走から36kg増やして迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナトリシャトルに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月6日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のリョウシに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月5日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳戦の桃花水特別（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

4月6日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦の爽風スプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野沢憲彦騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のツインホープ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で野沢憲彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のミウラジェットに2馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

9月25日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、一般C1三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野沢憲彦騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた8戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、モエレシンゲキにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月15日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、キープザチェンジに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月5日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（8戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のアゲヒバリを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（2008年）

1月11日、中4週で迎えた12戦目は、風波スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（9戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のサンデーフラッパーに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

2月8日、中3週で迎えた13戦目は、駿光スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（10戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、風祭スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた15戦目は、桜波スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5月5日、中4週で迎えた16戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、閃光スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ノースブラックに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月9日、中4週で迎えた17戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

10月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、旋風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

11月21日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた19戦目は、一般B3 C1（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットでジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のアンサーザベルをハナ差振り切って6勝目をつかんだ。

12月11日、中2週で迎えた20戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

5歳（2009年）

1月9日、中3週で迎えた21戦目は、風波スプリント（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

1月13日、連闘で迎えた22戦目は、マルチビクトリー特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。