ミウラジェット（2004年生、母エーコーワイズ）

ミウラジェット（2004年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋噴射」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタキシード（当時8歳）と交配したエーコーワイズが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は久米和夫。戦績は、中央平地30戦0勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方11戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の菜の花特別(一般B3三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、久米和夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

2月4日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着を確保した。

2月18日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

4月24日、中5週で迎えた4戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインホープ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったマルハチディーヴァに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月20日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

6月24日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい17着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

9月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったメジロヴィルゴにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月29日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

11月23日、中7週で迎えた11戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したシャドウフィクサーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月18日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレジェニュインを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2008年）

1月1日、中1週で迎えた13戦目は、初夢特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るエンジェルホールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利をモノにする

1月31日、中3週で迎えた14戦目は、一般B3三 C1二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた15戦目は、菜の花特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のツインイーグルに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

3月5日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の南房総フラワーライン賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦3勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたシゲフジオペラ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月14日、中5週で迎えた17戦目は、イースター特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のクレマチス賞（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた19戦目は、小田原宿特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎駿騎手（8戦3勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

10月26日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

12月21日、中5週で迎えた22戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

5歳（2009年）

1月18日、中3週で迎えた23戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

2月8日、中2週で迎えた24戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

8月16日、約6か月半の休み明けで迎えた25戦目は、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（4戦0勝）。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず17着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

6歳（2010年）

1月24日、約5か月の休み明けで迎えた27戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた28戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3月20日、中5週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

5月31日、中9週で迎えた30戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアンボネイに2馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

6月27日、中3週で迎えた31戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

7月4日、連闘で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の八雲特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武英智騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた35戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝1800m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は武英智騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた37戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

11月27日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。13着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた39戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。17頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では最後まで息が続かず17着に終わった。

7歳（2011年）

2月20日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた40戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は宗像徹騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月9日、中6週で迎えた41戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の天草特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5月14日、中4週で迎えた42戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた43戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は嶋田純次騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。