マコトムテキ（1994年生、母ヘイアンコマチ）

マコトムテキ（1994年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時6歳）と交配したヘイアンコマチが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地15戦2勝、中央障害3戦0勝、地方3戦0勝2着1回。1997年のグランシャリオカップ(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

1月7日、デビュー戦は菊地昇吾騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

3月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菊地昇吾騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユウキインパルスに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で菊地昇吾騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菊地昇吾騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菊地昇吾騎手（7戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で菊地昇吾騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイアラガディスをクビ差だけ差し切って制した。

6月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上900万下の駒場特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で菊地昇吾騎手（9戦2勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた11戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の七重浜特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊地昇吾騎手（10戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

7月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳G3のグランシャリオカップ（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムメガトンから3馬身差の2着となった。

9月20日、中7週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の涼秋ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は菊地昇吾騎手（11戦2勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた15戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた16戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた17戦目は、3歳G2のスーパーダートダービー（大井ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

4歳（1998年）

1月11日、中6週で迎えた18戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた19戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月15日、中6週で迎えた20戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月12日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は菊地昇吾騎手（12戦2勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。