オバケノキンタ（2020年生、母テラノイロハ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、本田土寿から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって660万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、内田玄祥によって1,045万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月2日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は442kg。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月16日、中1週で迎えた2戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したテイエムユメキュウを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月14日、中3週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセロンテソーロに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小沢大仁騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3歳（2023年）

2月23日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のたんぽぽ賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のネオシエルをハナ差振り切って久しぶりの実戦をモノにした。

3月12日、中1週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は減速してしまい16着に終わった。

8月27日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの九州スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

4歳（2024年）

3月24日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

5月5日、中5週で迎えた9戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月9日、中8週で迎えた10戦目は、霧島賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鷲頭虎太騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月3日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鷲頭虎太騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。