アングレーム（2015年生、母シャラントレディ）

アングレーム（2015年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フランス、シャラント県の古都名。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時9歳）と交配したシャラントレディが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2017年の2歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月17日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスールマカロンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2018年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

6月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の国分寺特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

4歳（2019年）

1月19日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、4着に入った。

4月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月2日、中6週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

7月14日、中5週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの下北半島特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月24日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

12月8日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

5歳（2020年）

4月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

8月1日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマニンベリンダからクビ差の2着となった。

8月23日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。15着に敗れた。

10月10日、中6週で迎えた13戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。15着に終わった。

11月27日、中6週で迎えた14戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジョウショーカードに5馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

12月25日、中1週で迎えた16戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、クリスマス賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6歳（2021年）

1月4日、中0週で迎えた17戦目は、福笑い賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

1月28日、中0週で迎えた19戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、’21ニューイヤージョッキーズ（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた20戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、キール賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた21戦目は、空見ふ頭賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた22戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた24戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、阿寺の七滝特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた25戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったウェーブビクトリーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月7日、中1週で迎えた26戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、かりん賞（名古屋ダート1600m 小雨/重）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた27戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた28戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた29戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったフェルカドに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月6日、中1週で迎えた32戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のウインホノカに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

8月17日、中1週で迎えた33戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリンセスダズリンを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

8月31日、中1週で迎えた34戦目は、おとめ座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた35戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた36戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた37戦目は、うさぎ座特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイヴァンキッシュに7馬身の差をつけて5勝目をマークした。

10月20日、連闘で迎えた38戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、春日井特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた39戦目は、紅葉特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（11戦4勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったトミケンプラセールに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月17日、中1週で迎えた40戦目は、稲沢特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた41戦目は、愛西特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた42戦目は、炬燵特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた43戦目は、河豚特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（12戦4勝）。10頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。