エアヴーヴレ（2012年生、母エポカブラヴァ）

エアヴーヴレ（2012年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋白ワインの種類の一つ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時14歳）と交配したエポカブラヴァが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方19戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ラッキーフィールドによって1,260万円で落札された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

8月1日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月3日、中4週で迎えた3戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、南部杯カウントダウン9（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスターフィッシュに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月17日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアイケービューティに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月1日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたヴァーサス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、勝ったアサクサキンボシに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ストレートプレイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月13日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2016年）

3月28日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、ニホンピロララバイに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

4月11日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（8戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、マイネルナタリスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で村上忍騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、トウショウノワールに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月3日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で村上忍騎手（10戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモリリパットに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

5月16日、中1週で迎えた14戦目は、オレンジモナーク賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で村上忍騎手（11戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で村上忍騎手（12戦3勝）。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、メモリアルウッドにクビ差交わされて2着となった。

6月13日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は14戦連続で村上忍騎手（13戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で村上忍騎手（14戦3勝）。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で村上忍騎手（15戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のクリスティラビットを半馬身振り切って制した。

8月1日、中2週で迎えた19戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、ベアレンビール賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（16戦4勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた21戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、閉伊川川下り大会賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。