クォリティシーズン（2008年生、母コンファームドダンサー）

クォリティシーズン（2008年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「最高品質の紅茶葉の採れる季節」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトワイニング（当時17歳）と交配したコンファームドダンサーが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

1月22日、デビュー戦は池崎祐介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、アルデュールに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

4月24日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したイケトップクイーンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラベンダーカラーに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月29日、中2週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のディアフロイデに3馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月30日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた6戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

4歳（2012年）

1月21日、中7週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月26日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4月1日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したコパノカーンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で三浦皇成騎手（5戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフィールザラブに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月20日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で三浦皇成騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

11月24日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で三浦皇成騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったヴィンテージイヤーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月24日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で三浦皇成騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

5歳（2013年）

1月26日、中4週で迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったラフアウェイに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月3日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（9戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。