ビヴァアカプルコ（2020年生、母パセンジャーシップ）

ビヴァアカプルコ（2020年1月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アカプルコ(都市名)万歳」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時16歳）と交配したパセンジャーシップが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳C2三。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月23日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた2戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

12月11日、中4週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

3歳（2023年）

1月14日、中4週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

3月11日、中7週で迎えた5戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた6戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた7戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリーアに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月2日、中5週で迎えた8戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、セイグッドラックに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月11日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のイチズに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月7日、中3週で迎えた10戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた11戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のコスモス賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナキムシヒカルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

9月22日、中3週で迎えた12戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンエメラルドに半馬身届かず2着に敗北した。

9月26日、連闘で迎えた13戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の馬い!八丈青レモンを食べよう（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

4歳（2024年）

5月2日、約7か月半の休み明けで迎えた14戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、550日後にココでアレが記念（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

6月19日、中6週で迎えた15戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、鴻巣宿賞（浦和ダート800m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた16戦目は、クチナシダッシュ（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で臼井健太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着を確保した。

7月20日、中2週で迎えた17戦目は、夏の陣ダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で臼井健太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい6着に敗れた。

11月27日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、アズライトダッシュ（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた19戦目は、オリオンダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

5歳（2025年）

1月20日、中4週で迎えた20戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、アンジュクレールに半馬身交わされて2着となった。

2月14日、中3週で迎えた21戦目は、一般C3二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

3月10日、中2週で迎えた22戦目は、陽炎ダッシュ（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。