ミズノサーパス（1991年生、母コースダンサー）

ミズノサーパス（1991年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時17歳）と交配したコースダンサーが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は田中牧場。戦績は、中央平地11戦5勝2着2回。1995年の大阪城ステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

12月5日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた2戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシルクビーナスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（1994年）

1月30日、中4週で迎えた3戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスーパーステージに6馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

11月13日、約9か月半の休養明けで迎えた4戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったニッポーストロングにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

11月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北摂特別（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のキョウトシチーを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（1995年）

1月14日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の雅ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリドガイにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

1月29日、中1週で迎えた8戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた9戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、橿原ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホーマンランドオーを半馬身振り切って4勝目を奪取した。

3月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジョウノバタフライをアタマ差振り切って勝利をモノにする