ナイトアットオペラ（2002年生、母エルフィンフェザー）

ナイトアットオペラ（2002年2月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「オペラ座の夜。父名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時14歳）と交配したエルフィンフェザーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地18戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月20日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は412kg。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアメリカーナをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月4日、中1週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったウインクルセイドに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3歳（2005年）

1月9日、中4週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

6月4日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

9月17日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のトーセンラヴに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

10月9日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

4歳（2006年）

1月8日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて13着に敗れた。

3月11日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

5月13日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

7月23日、中9週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、6着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したシルクドラグーンを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中8週で迎えた12戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンラビアンをアタマ差振り切って勝利をモノにする

12月3日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、最後はレッドビームシチーと並んで3着同着となった。

12月16日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5歳（2007年）

3月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、2着となった。

3月25日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月21日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月3日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。