ギャップパワー（2016年生、母スナークエレガント）

ギャップパワー（2016年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「外野の間を抜くヒットを打つ能力（野球用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のスターリングローズ（当時19歳）と交配したスナークエレガントが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は見上牧場。主な勝ち鞍は2020年の一般C10。

経歴

デビュー前

1歳のとき、見上牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小林祐一によって162万円で落札された。

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

5月19日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

6月1日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

8月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップライム賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4歳（2020年）

1月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた5戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた6戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウプルームに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中2週で迎えた7戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクラウドナインに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月27日、中1週で迎えた8戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた9戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったナイトオブゴールドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた10戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（4戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジーガスリッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月8日、中1週で迎えた11戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシエテアレグリアを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（6戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシングンジゼルに約14馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

8月7日、中1週で迎えた13戦目は、日間賀島特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったライブリーハピネスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。