シエテアレグリア（2016年生、母クイーンキセキ）

シエテアレグリア（2016年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「7(西)+歓喜(西)。父名より連想。多くの喜びを味わせてほしい」。毛色は栗毛。種牡馬のフサイチセブン（当時10歳）と交配したクイーンキセキが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河日成牧場。主な勝ち鞍は2020年の一般C13。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにて総額920万円（2.3万×400口）で一口馬主が募集された。

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

7月14日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は430kg。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず12着に終わった。

12月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から53kg増やして迎えた2戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラテゾーロに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月17日、中1週で迎えた3戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

4歳（2020年）

4月7日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

4月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るジャスパーケイを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を収める

5月4日、中1週で迎えた6戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた7戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ケングレーハウンドに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のギャップパワーに1馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

5歳（2021年）

4月25日、約9か月半の休養明けで迎えた9戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、楽天でポッイントもらっちゃおう賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ケージーキンカメに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月7日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

12月18日、中5週で迎えた11戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

6歳（2022年）

4月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラストプラムに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月14日、中1週で迎えた13戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノマレンゴに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月3日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシルバーセイントを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月10日、中4週で迎えた15戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったフォアラドゥングに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた16戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のライトオブワールドに1馬身1/4の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月20日、中3週で迎えた17戦目は、ボートレースびわこカップビナちゃん賞（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は川島拓騎手（4戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリッカウィンドウに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月2日、中1週で迎えた18戦目は、長崎街道神埼宿特選（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったカフェファンタストに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中2週で迎えた19戦目は、窓乃梅酒造「佐嘉」賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。

2022年9月26日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。