ブライトアイディア（2010年生、母マイティーカラー）

ブライトアイディア（2010年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「名案」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時11歳）と交配したマイティーカラーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。2017年の福島民友カップ(オープン)で2着に入った他、2017年の阿蘇ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

1月6日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は530kg。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい6着に敗れた。

6月26日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の槍ヶ岳賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルコイヌールに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月31日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ナンヨーカノンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

9月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のミッキークリスエスをクビ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

10月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の愛宕特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノボリドリームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を収める

5歳（2015年）

8月2日、約22か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイナミックウオーを3/4馬身振り切って久々に白星を挙げた。

9月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

11月28日、中9週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の晩秋ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着を確保した。

6歳（2016年）

1月16日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

3月6日、中6週で迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の上総ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったブチコにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

4月10日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヨヨギマックを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5月21日、中5週で迎えた13戦目は、G3の平安ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

7月17日、中7週で迎えた14戦目は、ジュライステークス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦3勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマスクゾロに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月13日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（5戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

11月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって11着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、G1のチャンピオンズカップ（中京ダート1800m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

7歳（2017年）

1月7日、中4週で迎えた18戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ポルックスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

2月25日、中6週で迎えた19戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、総武ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

3月20日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、夢見月ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月22日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた21戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

6月10日、中6週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのアハルテケステークス（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

8月12日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したコパノチャーリーにクビ差届かず2着となった。

9月9日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた24戦目は、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月19日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したディアデルレイを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

8歳（2018年）

11月18日、約12か月の休み明けで迎えた27戦目は、福島民友カップ（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

12月28日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

9歳（2019年）

3月3日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた29戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、総武ステークス（中山ダート1800m 雨/重）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

5月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、東海クラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。