カネマサパッション（2003年生、母カシワズコース）

カネマサパッション（2003年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋情熱」。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時18歳）と交配したカシワズコースが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）船越牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方13戦4勝2着4回。2006年の華月賞(地方重賞)で2着に入った他、2006年の水無月特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

6月21日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったストールンブライドから約13馬身差の2着に敗北した。

6月30日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエフテーベッピンに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月18日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3歳（2006年）

6月20日、約10か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの水無月特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モエレスリーストンに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞の華月賞（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったビッグマウスから3/4馬身差の2着に敗北した。

7月26日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のフェルカド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小嶋久輝騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデザートウインドに約13馬身の大差をつけて勝利を手に入れた。

11月3日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の日本農産工業パワーマックス賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、ガッサンプリンスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月15日、中5週で迎えた11戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトミケンスティーマに4馬身の差をつけて3勝目を収める

4歳（2007年）

1月1日、中1週で迎えた12戦目は、初日の出特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

4月10日、中9週で迎えた14戦目は、浮島特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメークアポイントに1馬身半の差をつけて優勝