プリンスリーラブ（1984年生、母ハマノシヤープ）

プリンスリーラブ（1984年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフアバージ（当時23歳）と交配したハマノシヤープが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）へいはた牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、中央障害10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の障害4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

3月1日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

3月22日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月24日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサクラニシオーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6月28日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で村本善之騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4歳（1988年）

1月31日、約7か月の休養明けで迎えた7戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず12着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた8戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた9戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

3月26日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた11戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた12戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったポットキャップテンから7馬身差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のファイブオオサカに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月18日、中3週で迎えた14戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村卓士騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北村卓士騎手（5戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のグレイトビクトリに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月23日、中1週で迎えた16戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月17日、中7週で迎えた17戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（秋）（阪神障害芝3200m 晴/良）に55kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（1989年）

6月3日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3200m 晴）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝2800m 雨/稍重）に出走。鞍上は北村卓士騎手（6戦2勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。