アップカード（2007年生、母マイネマリエ）

アップカード（2007年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ブラックジャックでディーラーの最初の表向きのカード」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時9歳）と交配したマイネマリエが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）川端牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方21戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川端牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤守によって1,050万円で落札された。

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月20日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は498kg。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

3歳（2010年）

2月6日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

3月14日、中4週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、6着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

4歳（2011年）

4月14日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

5月11日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月23日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったコスモイチバンボシに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したヒガシヤマを差し切れず、1馬身差の2着となった。

7月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったユキノイダテンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月1日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた15戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るプチパニックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月16日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（10戦1勝）。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（11戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤファインを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5歳（2012年）

1月4日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 雪/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（12戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（13戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

2月15日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（14戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（15戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉村智洋騎手（16戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉村智洋騎手（17戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。