キャプティベート（2017年生、母カトマンブルー）

キャプティベート（2017年4月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「心を奪うような」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したカトマンブルーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2021年の立ち呑みとーど亀戸店オープン4周年記念(一般C2五六)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

11月3日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

12月7日、中4週で迎えた2戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

3歳（2020年）

7月12日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月12日、中5週で迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、立ち呑みとーど亀戸店オープン4周年記念（船橋ダート1500m 小雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったオーロラテーラーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月12日、中3週で迎えた8戦目は、レトルトカレー2200（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったミスティネイルを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月18日、中4週で迎えた9戦目は、サンシャイン2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファンタジーノベルに約12馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月7日、中2週で迎えた10戦目は、チョウジザクラ2200（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、勝ったレーヴにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中3週で迎えた11戦目は、カイヤナイト2200（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月25日、中6週で迎えた12戦目は、八犬伝特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた13戦目は、ビリヤード2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトラストバディに約13馬身の大差をつけて制した。

8月11日、中2週で迎えた14戦目は、ヤマユリ2200（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月1日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、ラピスラズリ2200（船橋ダート2200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、エミーズロマンスに半馬身交わされて2着となった。

5歳（2022年）

1月12日、中5週で迎えた16戦目は、スキー2200（船橋ダート2200m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

2月22日、中5週で迎えた17戦目は、魚座特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で矢野貴之騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

3月23日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、デルフィニウム2200（船橋ダート2200m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で矢野貴之騎手（11戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5月5日、中5週で迎えた19戦目は、ターコイズ2200（船橋ダート2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で矢野貴之騎手（12戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

6月23日、中6週で迎えた20戦目は、ムーンストーン2200（船橋ダート2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で矢野貴之騎手（13戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

10月3日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた21戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、ペガサス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

10月31日、中3週で迎えた22戦目は、オフト大郷賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた23戦目は、鷹見陸騎手を鞍上に迎えて、花梨賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。