オギスイートハート（1994年生、母ペキユリアーワン）

オギスイートハート（1994年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハギノカムイオー（当時15歳）と交配したペキユリアーワンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地25戦2勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

YGGオーナーズクラブにて総額1,600万円（16万×100口）で一口馬主が募集された。

二本柳一馬厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

2月23日、デビュー戦は横田雅博騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横田雅博騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月5日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、3歳戦のゴールデンシリーズ第9戦（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で横田雅博騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月17日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で横田雅博騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月5日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で横田雅博騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

7月19日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で横田雅博騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

9月27日、中9週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で横田雅博騎手（6戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したカントリーガールに半馬身届かず2着となった。

10月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で横田雅博騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキングラッキーオーを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

11月8日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で横田雅博騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で横田雅博騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の長篠特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で横田雅博騎手（10戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

4歳（1998年）

1月10日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で横田雅博騎手（11戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で横田雅博騎手（12戦1勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

3月14日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のチムールをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月5日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の野麦峠特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた16戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の郡上八幡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

7月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月15日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤直人騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたチェックメイト決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤直人騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月25日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったマスターピースにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

11月14日、中2週で迎えた23戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

12月19日、連闘で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。