ハッピースマイル（1998年生、母オトギバナシ）

ハッピースマイル（1998年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時11歳）と交配したオトギバナシが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川勝春。戦績は、中央平地12戦1勝、地方6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年のグラジオラス賞(500万下牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川正美から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、前川正美から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、山本司によって525万円で落札された。

桜田勝男厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2000年）

6月19日、デビュー戦は三野宮通騎手を鞍上に据えて、3歳（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三野宮通騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野宮通騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったグリーンヒルスターから6馬身差の2着となった。

8月21日、連闘で迎えた4戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のホウニンファレノをクビ差制して初勝利を挙げた。

9月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。

10月14日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

3歳（2001年）

4月8日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の菜の花賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月6日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

6月3日、中3週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた9戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳500万下のグラジオラス賞（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシャイニンググラスに1馬身1/4の差をつけて制した。

11月17日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた12戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（4戦2勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

4歳（2002年）

1月12日、中3週で迎えた14戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の若潮賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

12月14日、約11か月の休み明けで迎えた15戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

12月21日、連闘で迎えた16戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

5歳（2003年）

1月19日、中3週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

5月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。