シャイニンググラス（1998年生、母シャイニンレーサー）

シャイニンググラス（1998年5月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時12歳）と交配したシャイニンレーサーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地25戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の姫川特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、市川義美から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、臼田浩義によって8,400万円で落札された。

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

10月28日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。17頭立ての2番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

3歳（2001年）

5月27日、約6か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンライトオペラに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月30日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下のグラジオラス賞（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったハッピースマイルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月11日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアイランドダリアを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

9月8日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

10月14日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

4歳（2002年）

3月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の両国特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（9戦2勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の館山特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田豊騎手（10戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉田豊騎手（11戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の八ケ岳特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉田豊騎手（12戦2勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（13戦2勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したベルボクサーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の広瀬川特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（14戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタイキリキオーを3/4馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

6月29日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（15戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（16戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったプレシャスソングに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月11日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（17戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るコンバットオーキを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

9月14日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の姫川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（18戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のカゼニフカレテをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月12日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（19戦5勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた22戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（20戦5勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の冬至ステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（21戦5勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

5歳（2003年）

1月6日、中2週で迎えた25戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。