カネトシコウショウ（2006年生、母タカノラベンダー）

カネトシコウショウ（2006年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋生産牧場名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のグランデラ（当時8歳）と交配したタカノラベンダーが20歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回。2009年のユニコーンステークス(G3)で3着に入った他、2009年のヒヤシンスステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石川上牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月16日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったアグネスクイックを3/4馬身捉え切れず2着となった。

8月31日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

9月15日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月15日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた6戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

3歳（2009年）

1月4日、中1週で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルダイセンに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月1日、中3週で迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、シルバーキングにアタマ差交わされて2着となった。

2月15日、中1週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のランフォルセをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

6月6日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き16着に敗れた。

4歳（2010年）

1月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の初夢ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

8月21日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月26日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の西脇特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナリタスプリングに1馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6歳（2012年）

2月12日、約16か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の桜島ステークス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5月19日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい16着に終わった。