ミラクルボネット（2004年生、母シュガーダディガール）

ミラクルボネット（2004年3月17日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「奇跡＋車のボンネット」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時12歳）と交配したシュガーダディガールが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川勝春。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方22戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、前川正美から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,428万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、山岸桂市によって2,215.5万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月29日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のジャックレイホウを3/4馬身振り切って1位に入線したが、その後2着に降着となった。

8月13日、中1週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のニシノクイックをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

10月21日、中9週で迎えた3戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた4戦目は、L.イネス騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1300m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

3歳（2007年）

6月2日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

4歳（2008年）

4月20日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

6月7日、中6週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦1勝）。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が振るわず18着に終わった。

9月16日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、早見多加志騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた9戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、メープル特別（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

12月24日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

12月30日、連闘で迎えた13戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

5歳（2009年）

1月13日、中1週で迎えた14戦目は、こうのとり伝説賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた16戦目は、梅まつり賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2五六（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

3月16日、連闘で迎えた19戦目は、國分祐仁騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2五六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で國分祐仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の一般C1六 C2（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で國分祐仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた22戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイフラッグを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月25日、連闘で迎えた23戦目は、一般C4-6（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のノヴェナに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月14日、中2週で迎えた24戦目は、一般C4-3（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のテンザンオトヒメをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月30日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた26戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（4戦2勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた27戦目は、一般C3-4（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて6着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた28戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、スピカ特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3-3（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。