ムテキケンショー（1997年生、母ミラクルムテキ）

ムテキケンショー（1997年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアイネスフウジン（当時10歳）と交配したミラクルムテキが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡博。戦績は、中央平地21戦1勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

9月18日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

10月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月13日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

11月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、トーセントモサンに交わされて7馬身差の2着となった。

12月25日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したミデオンビットを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

3歳（2000年）

1月30日、中4週で迎えた7戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、シンコウシーザーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

2月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナンヨーノアラシに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月2日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳500万下のアベリア賞（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったコバノファイターにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

7月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の栗子特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉孝士騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で徳吉孝士騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

10月15日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で徳吉孝士騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

4歳（2001年）

2月25日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の闘争心でゴールまで頑張り、5着を確保した。

4月8日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉孝士騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で徳吉孝士騎手（10戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた20戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた21戦目は、マルチグレート特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（11戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

5歳（2002年）

3月23日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた22戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。