エアタイタン（2005年生、母エアレンヌ）

エアタイタン（2005年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋巨人（ギリシャ神話）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時13歳）と交配したエアレンヌが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、地方17戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月22日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は550kg。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、フォーティファイドに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のニシノハドウホウをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月2日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で藤岡佑介騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤岡佑介騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

12月20日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤岡佑介騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、オメガファルコンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月17日、中3週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

11月21日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

5歳（2010年）

2月24日、中8週で迎えた12戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた14戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のハツネブライトを半馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

4月8日、中1週で迎えた15戦目は、由良川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5月11日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上A2二（姫路ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

7月7日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた20戦目は、オパール特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた21戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、「近江しゃも」特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小谷周平騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた23戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、古太尽特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

11月29日、連闘で迎えた24戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、ポインセチア特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた25戦目は、ビオラ特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大原浩司騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた26戦目は、伊吹賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

12月22日、連闘で迎えた27戦目は、もみの木特別（名古屋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

12月31日、連闘で迎えた28戦目は、大晦日特別（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（4戦0勝）。5頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。