スマートキャピタル（2004年生、母コウギョウコーラス）

スマートキャピタル（2004年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋資本。投資に報いる優れた馬になるように」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時16歳）と交配したコウギョウコーラスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本友則。戦績は、中央平地3戦0勝、地方37戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の一般C2-13 14。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤本友則から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大川徹によって598.5万円で落札された。

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月17日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4月7日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

7月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

10月18日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた4戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月22日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月25日、中4週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた6戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2008年）

1月22日、中3週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた7戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2-18 19 20（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったクロスナビゲーターに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、一般C2-13 14（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトップシャイニングに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月1日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、トワイライトアタック賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2八（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

7月2日、中4週で迎えた12戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、トワイライト・マーキュリー賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったツルノイチバンボシに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中4週で迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、トワイライト・ファイナル賞2（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月16日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2十（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

11月27日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、一般C2七（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

5歳（2009年）

4月29日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた19戦目は、一般C3五六七（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月2日、中4週で迎えた20戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハートラインを上がり2位の末脚で半馬身差し切って優勝

8月6日、中4週で迎えた21戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のハーレクイーンに4馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

9月11日、中4週で迎えた22戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモエレモンブランを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

10月16日、中4週で迎えた23戦目は、一般C2-13 14（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月27日、中5週で迎えた24戦目は、一般C2十四十五（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

6歳（2010年）

3月25日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月1日、連闘で迎えた27戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で戸崎圭太騎手（9戦3勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

4月28日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた28戦目は、一般C3六七（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で戸崎圭太騎手（10戦3勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

6月2日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた29戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月1日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた30戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3五六（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は町田直希騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3八九（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた33戦目は、一般C3四五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた35戦目は、一般C3五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（8戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた36戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、一般C3五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3四五（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた38戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた39戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた40戦目は、トナカイ賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。