ヤマトパレード（1990年生、母ホークミドリ）

ヤマトパレード（1990年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時11歳）と交配したホークミドリが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内酒井牧場。戦績は、中央平地34戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年の天保山特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

吉田三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

9月13日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた4戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた6戦目は、M.クラーク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた7戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。

3歳（1993年）

1月17日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

4月18日、中7週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月30日、中2週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（4戦0勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のタニノデンゲキに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳500万下のあじさい賞（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定4歳500万下のなでしこ賞（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は田島信行騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したオオシマルチアにクビ差届かず2着となった。

7月31日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のワンダーワーロックを半馬身振り切って雨中の一戦を制した。

8月29日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月18日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の秋分特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月17日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は林満明騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた21戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月20日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の鳥羽特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の千種川特別（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4歳（1994年）

1月8日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の戎橋特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安田隆行騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

2月19日、中5週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の八女特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田隆行騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた27戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったコシノリュウオーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4月16日、中5週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したセンターシュテルンに3/4馬身届かず2着となった。

5月1日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下のシドニートロフィー（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた30戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の天保山特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のユウキスラッガーをハナ差振り切って勝利をモノにする

6月12日、中3週で迎えた31戦目は、水無月ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入った。

7月2日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の関ケ原ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の別府特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月4日、約4か月半の休養明けで迎えた34戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’94ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。