ディーエスバリュー（2006年生、母スノーフレーク）

ディーエスバリュー（2006年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋価値」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時14歳）と交配したスノーフレークが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地4戦0勝、地方24戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の一般C1四五。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

5月31日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

12月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のインディパーチャーに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2010年）

1月4日、中2週で迎えた6戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナスニコイシテに5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

2月26日、中7週で迎えた7戦目は、一般C2十三14十五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のベルモントアイリスに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月1日、中4週で迎えた8戦目は、一般C2七八（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のリスクテーカーに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月29日、中3週で迎えた9戦目は、トワイライトダッシュ賞（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のデルマベガをクビ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

5月10日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったフィオラノキングに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中4週で迎えた11戦目は、一般C1五（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤博紀騎手（6戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったハードインパルスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月5日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤博紀騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月19日、中5週で迎えた13戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤博紀騎手（8戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤博紀騎手（9戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったクイーンアリュールに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で佐藤博紀騎手（10戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のディアロックオンをクビ差振り切って制した。

10月28日、中3週で迎えた16戦目は、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で佐藤博紀騎手（11戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた17戦目は、優駿の門アスミ賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で佐藤博紀騎手（12戦6勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったフジスペシャルを3/4馬身捉え切れず2着となった。

12月16日、中3週で迎えた18戦目は、フロイデ特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で佐藤博紀騎手（13戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2011年）

1月4日、中2週で迎えた19戦目は、松竹梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で佐藤博紀騎手（14戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1二三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で佐藤博紀騎手（15戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

1月26日、連闘で迎えた21戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で佐藤博紀騎手（16戦6勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた22戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

4月15日、中5週で迎えた23戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（17戦6勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5月19日、中4週で迎えた24戦目は、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（18戦6勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた25戦目は、涼風特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（19戦6勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月5日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、Dr.塚原記念（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（20戦6勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1五（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（21戦6勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた28戦目は、クラシックジュニアカップ（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（22戦6勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。