ナスニコイシテ（2006年生、母エイシンバーモント）

ナスニコイシテ（2006年5月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時19歳）と交配したエイシンバーモントが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は川端英幸。戦績は、地方14戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の一般C3四五。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川端英幸から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

河津裕昭厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2009年）

1月1日、デビュー戦は町田直希騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

7月3日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 曇/不良）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったスガノトップランに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

8月19日、中6週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、キーマイベストに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

11月12日、中4週で迎えた7戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた8戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったフレンドリーノアにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

12月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ネオライディーンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月4日、中2週で迎えた10戦目は、4歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で林幻騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったディーエスバリューに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5歳（2011年）

1月2日、約12か月の休養明けで迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十十一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のブラックマイウェイに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月26日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ホットピクルスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月1日、中4週で迎えた13戦目は、一般C3四五（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフォルセティを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月12日、中5週で迎えた14戦目は、一般C3五六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。