フレンドリーノア（2006年生、母ダンシングナウ）

フレンドリーノア（2006年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋黒（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のオース（当時10歳）と交配したダンシングナウが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）長浜牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方15戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2三四。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月8日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に終わった。

3月28日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月23日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

6月30日、中4週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた4戦目は、3歳戦のツインシャイン特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

8月9日、中2週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

9月6日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月27日、中6週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた9戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のナスニコイシテに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のデルタダートに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月21日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のジェットフィールドを3/4馬身振り切って優勝

4歳（2010年）

2月15日、中7週で迎えた14戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2四五（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦3勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（5戦3勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（6戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

6月25日、中7週で迎えた19戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（7戦3勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（8戦3勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョリーズヒーローを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

8月11日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のカワセミ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（9戦4勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキシュウレジアスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2一二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（10戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。