テンアリオン（2020年生、母クレバースプリント）

テンアリオン（2020年3月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「10+ギリシャ神話に登場する神馬」。毛色は栗毛。種牡馬のミッキーアイル（当時9歳）と交配したクレバースプリントが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はアイオイファーム。主な勝ち鞍は2024年の日高町DAY賞(一般C4-4)。

経歴

デビュー前

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

5月21日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

7月9日、中6週で迎えた2戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 小雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

10月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

11月3日、中3週で迎えた4戦目は、宮内勇樹騎手を鞍上に迎えて、ホクトくん・ナナセちゃん特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた5戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

4歳（2024年）

5月1日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた7戦目は、庶野さくら公園賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野楓馬騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた9戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、日高町DAY賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクールドゥーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月27日、連闘で迎えた10戦目は、アジサイ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮平鷹志騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた11戦目は、阿岸潤一朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は宮平鷹志騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿岸潤一朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた14戦目は、アルーダ日高西部特別（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮平鷹志騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は阿岸潤一朗騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったキラリメイラードに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月24日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿岸潤一朗騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

10月10日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿岸潤一朗騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月23日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿岸潤一朗騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた19戦目は、門別ナイター照明普及賞受賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿岸潤一朗騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のクライオブジアースを3/4馬身振り切って2勝目を挙げた。