チサット（2018年生、母ネフェルメモリー）

チサット（2018年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時13歳）と交配したネフェルメモリーが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。2021年の京浜盃(地方重賞)に勝利した他、2021年の京浜盃(S2)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

5月6日、デビュー戦は石川倭騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/重）に出走。馬体重は478kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月17日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦の「AIRDO公式FB」賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったティーズアレディーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るラブミーグッドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月22日、中2週で迎えた5戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったソロユニットに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野楓馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、リードを2馬身以上キープして、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ノートウォージーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のクルゼイロに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月24日、中3週で迎えた8戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月15日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

3歳（2021年）

1月22日、中9週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノートウォージーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月19日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトランセンデンタルに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月24日、中4週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るイグナイターを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝

4月29日、中4週で迎えた13戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1800m 雨/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月9日、中5週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4歳（2022年）

3月8日、約9か月の休養明けで迎えた15戦目は、ブリリアントカップトライアル（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（4戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた16戦目は、スノードロップ賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のセイヴァリアントに3馬身半の差をつけて制した。

5月18日、中6週で迎えた17戦目は、地方重賞の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（6戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

6月30日、中5週で迎えた18戦目は、マイルグランプリトライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（7戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。