マダムアフリート（1997年生、母ニユースピリツト）

マダムアフリート（1997年5月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時13歳）と交配したニユースピリツトが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）大沢育成牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

4月30日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月22日、中2週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のロベリア賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後は脚勢が衰えて18着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた4戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアカシア賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月26日、中9週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のヒーロームーヴをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

4歳（2001年）

2月3日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天与の負けん気を発揮して諦めることなく走り切り、4着を確保した。

2月17日、中1週で迎えた7戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ホーマンハーモニーに交わされて2馬身差の2着となった。

3月11日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林慎一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヤマニンエリプスに1馬身3/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

3月25日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林慎一郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

5月4日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に敗れた。