デッドアヘッド（2016年生、母ベイトゥベイ）

デッドアヘッド（2016年3月21日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「自機と敵性戦闘機が互いの照準に入り、向かい合った状態」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時15歳）と交配したベイトゥベイが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

2月17日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。

7月7日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた3戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のモッシュピットに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月29日、中9週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったブラックヘイローにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

10月27日、中3週で迎えた5戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルムチャレンジに6馬身の差をつけて1番人気に応えた。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

4歳（2020年）

3月7日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダノンスプレンダーに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月2日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの春光ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

11月8日、約6か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの奥羽ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

5歳（2021年）

2月20日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスの金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉原誠人騎手（6戦2勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で杉原誠人騎手（7戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

8月14日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの羊蹄山ステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月3日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの白川郷ステークス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（8戦2勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

6歳（2022年）

1月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

3月5日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に敗れた。

4月30日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの横浜ステークス（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

8月6日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（9戦2勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

2022年8月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月13日、中4週で迎えた18戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ケンタウルス賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったリーチアディールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ねんりんピックかながわ2022開催記念（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた20戦目は、AZM&林下詩美&上谷沙弥来場記念（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた21戦目は、埼玉県畜産会長賞（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた22戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

7歳（2023年）

1月2日、中2週で迎えた23戦目は、百人一首賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた24戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、猛虎特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた25戦目は、ルチルクォーツ2200（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい6着に終わった。

6月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、梅雨明かり特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

7月6日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた27戦目は、hadastagram杯（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた28戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、みうら夜市特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた29戦目は、阿部基嗣騎手を鞍上に迎えて、ナツエビネ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた30戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた31戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月7日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、草太育美in高知特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

10月21日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた33戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた34戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた35戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、たつやさん誕生祭特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた36戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた37戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、バイオタイト賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のビヨンドザドリームをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

8歳（2024年）

3月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた38戦目は、一般C1四（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた39戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したアナンクスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4月16日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサダムターゲットにクビ差届かず2着に惜敗した。