サダムターゲット（2020年生、母ミオビキニブロンド）

サダムターゲット（2020年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+目標」。毛色は鹿毛。種牡馬のミッキーロケット（当時7歳）と交配したミオビキニブロンドが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松浦牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方6戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2023年のC2六組(一般C2六)。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月26日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3歳（2023年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた4戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で川端海翼騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は川端海翼騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

7月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川端海翼騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川端海翼騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

10月2日、中4週で迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したプレザントロンドンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

デビュー前

伊藤和厩舎（岩手）へ入厩。

10月16日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、一般C2五（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は496kg。10頭立ての8番ゲートからスタート。競走除外となった。

11月26日、中7週で迎えた11戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したルージュリオンヌにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月4日、連闘で迎えた12戦目は、C2六組（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のアレプリュロアンを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高野誠毅騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

4歳（2024年）

3月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、がんばれ!岩手県の酪農応援賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーケストラに8馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月16日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のデッドアヘッドをクビ差振り切って圧倒的支持に応えた。