ユキノボーイ（2003年生、母マニッシュロバリー）

ユキノボーイ（2003年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋少年」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時9歳）と交配したマニッシュロバリーが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）スガタ牧場。戦績は、中央平地15戦1勝、中央障害6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、スガタ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、スガタ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、村上幸三によって640.5万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月18日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

10月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

3歳（2006年）

2月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のベルシャワーに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月11日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

9月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

9月30日、中3週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた9戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

4歳（2007年）

1月21日、中6週で迎えた11戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

2月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、6着に終わった。

3月17日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

4月7日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

7月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

9月9日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノブルーグラスから3馬身半差の2着となった。

9月30日、中2週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のエリモマキシムをクビ差制して久々に勝ち星を挙げた。

11月24日、中3週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2008年）

11月1日、約11か月半の休み明けで迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で金折知則騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月13日、中5週で迎えた21戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で金折知則騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。9着に敗れた。