メジロスコット（1987年生、母メジロザニアー）

メジロスコット（1987年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のメジロエスパーダ（当時11歳）と交配したメジロザニアーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着4回、中央障害11戦2勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

12月2日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったブランドピートに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月24日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったアズマイーストにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1990年）

1月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、コンペティションに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

1月15日、中0週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハシノユキゲショウに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月4日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田政人騎手（6戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず3着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた8戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のミモザ賞（中山芝2200m 外回り雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったバトルイニシャチブにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

4月8日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋行騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月1日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月15日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（10戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

9月8日、中5週で迎えた16戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた17戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

11月3日、中4週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。3着に沈んだ。

11月24日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で成田均騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で成田均騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラソウルオーをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

4歳（1991年）

1月12日、中4週で迎えた21戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 雪）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のベイオブアイランドをクビ差制して3勝目を手にした。

2月9日、中3週で迎えた22戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に55kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ重賞の中京障害ステークス（中京障害芝3600m 曇/重）に55kgの軽斤量で出走。鞍上は成田均騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月28日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、障害5歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（1戦1勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた25戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月20日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、藤原哲朗騎手を鞍上に迎えて、小倉障害ステークス（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原哲朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。