スモールウェーブ（2016年生、母ベラプラティナ）

スモールウェーブ（2016年1月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「小さい波」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時7歳）と交配したベラプラティナが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。主な勝ち鞍は2019年のミューザ川崎シンフォニーホール記念。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平井克彦から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、中辻明によって1,620万円で落札された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月23日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月5日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

6月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

6月30日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた5戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、3歳B7（金沢ダート900m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月7日、連闘で迎えた6戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木太一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサパムーカンチャイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月16日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B1（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木太一騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサステイナビリティを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

7月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木太一騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したジャストワンルックを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

8月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の宮てる奈1歳誕生日記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木太一騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサステイナビリティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月6日、中3週で迎えた10戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のミューザ川崎シンフォニーホール記念（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るプリートソリードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月25日、中6週で迎えた11戦目は、JBC浦和カウントダウン10（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた12戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、過去最大の煌めきで皆様をお迎えしま賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。